日本スポーツ振興センター(JSC)は30日、都内のナショナルトレーニングセンター(NTC)で利用を中止していた宿泊施設の客室を12月1日から使用することを発表した。

同客室は11月21日に利用者が新型コロナウイルスに感染していたことは判明して、使用を中止していた。その後、保健所による現地調査を踏まえて安全が確認されたこと、また消毒、清掃作業が終了したことから、利用の再開を決めた。これでNTC内の施設はすべて利用可能な状態となった。

日本オリンピック委員会の山下泰裕会長(63)はこの日、都内で行われた定例会見で「第3波がきつつある状況で、感染者も増えてきている。細心の注意を払っても(NTCでの)リスクはゼロにはならない。我々はできる限り万全の対応をする、それに尽きる。保健所の方とも迅速に情報共有して、対応していただいていると思っております」とした。