全国大学ラグビー選手権への出場を決めていた同志社大（関西リーグ2位）の複数部員が新型コロナウイルスに集団感染し、同選手権を辞退することが8日、分かった。

同大学はこの日、公式サイトで「新型コロナウイルス感染症の集団感染について」と題し、状況を発表。同大学の学生が陽性と判定された事例が13件あり、集団感染（クラスター）の判定があったと公表した上で「本学ラグビー部の合宿寮に居住する複数の学生が感染し、学内への入構も確認されています。引き続き保健所と連携して対応を進めるとともに、感染者がさらに判明した場合には、改めてお知らせいたします」と記した。

同大の現状はすでに関西リーグ内で共有され、関係者によると同大の初戦となる3回戦の帝京大戦（13日、大阪・花園ラグビー場）は不戦敗となる可能性がある。

同大は8チームを2組に分けて行った関西リーグで、B組（昨季偶数順位）を3戦全勝の1位通過。優勝決定戦でA組（同奇数順位）1位の天理大に屈したが、強力BKを武器に、全国の舞台での飛躍が期待されていた。