国際テニス連盟(ITF)は21日(日本時間22日)、男子車いすテニスの2020年末最終シングルス世界ランキングで、国枝慎吾(36=ユニクロ)が9度目の年末最終1位となったと発表した。国枝の年末最終世界1位は18年以来2年ぶりとなる。また、9度目の最終同1位は、男子では最多で、男女を通じては女子のフェルヘール(オランダ)が00~12年に記録した13度に続く快挙だ。

国枝は、20年、1月の全豪でシングルスに優勝。フェルヘールが持つ4大大会最多単複44度目の優勝回数と並んだ。そして、9月の全米シングルスで優勝することで、同45度目の優勝となり、単独最多の4大大会優勝となった。

国枝はITFに対し「年末世界1位に返り咲けて興奮している。20年は誰にとっても大変な年だったが、困難な状況でも大会を開催していただいたITFと大会主催者に本当に感謝したい。21年のシーズン、そして東京パラリンピックが待ちきれません」とコメントを寄せた。