19年W杯日本大会の日本代表主将、東芝のNO8リーチ・マイケルが「ジャッカル返し」で存在感を見せた。

前半はチームとして安易なミスもあり、7ー24と差をつけられたが、ハーフタイムで修正点を確認すると一変。密集での球出しに早さも戻り、徐々にトヨタ自動車を追い上げた。

前半は目立つプレーが少なかったリーチも「僕らしいプレーができてきて、ライン参加でのブレークやオフロードパス。ラグビー楽しくなってきた」とギアを上げていく。相手は後半10分から世界的なフランカー、オーストラリア代表主将のフーパーが登場し、試合終了までの残り30分でたびたび攻防戦を繰り広げた。後半35分にはトライも挙げた。

残り5分を切り、1点差の場面では、フーパーが代名詞の「ジャッカル」でボールを奪った直後に組みつき、逆にボールを奪い返す「ジャッカル返し」も。逆転はならなかったが、「負けてしまいましたが、最後まで諦めずに戦いきれたのは次の試合につながる」と手応えを感じていた。