前年準優勝の“フジヤマペア”が順当にベスト8に進出した。

藤沢五月(29=ロコ・ソラーレ)と山口剛史(36=SC軽井沢クラブ)のコンビが、山下・藤村組に8-2で快勝して1次リーグを5勝1敗で終え、B組トップで決勝トーナメントへ。

この日の夜に準々決勝が行われる。

前日に初黒星を喫したが、しっかり気持ちを切り替えた。序盤に複数得点を重ねて優位に立ち、第6エンドのパワープレーで2点を加えたところで相手が負けを認めた。藤沢は「きのうは考えすぎた部分があったので、きょうは自分の直感力を信じた」と笑顔。前日に自分たちに土をつけた吉田知那美(ロコ・ソラーレ)と清水徹郎(コンサドーレ)のペアは4勝2敗で1次リーグ敗退が決定したが、「その分、私たちがしっかり戦わないと」と話した。

来年の北京五輪出場に向けて、今大会優勝が必須条件となる。山口は「藤沢さんの直感力は世界でも一流。それを信じ、しっかりスイープしていいところに導きたい。自分も切れのあるショットを決めたい」。ベスト4進出、さらには決勝に向けて気合を入れ直した。