前年準優勝の藤沢五月(29=ロコ・ソラーレ)と山口剛史(36=SC軽井沢クラブ)のペアは準々決勝でで吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)と松村雄太(コンサドーレ)のペアに6-7で敗れ、この種目での北京五輪出場の道がついえた。

立ち上がりに3点を挙げるなど優位に進めていたが、第5エンド(E)に3点を与えて差を縮められ、同点で最終8Eに突入。最後は有利な後攻で迎えたが、最後の1投を藤沢が決めきれず、1点スチールされる形となった。

藤沢は「感覚的にはよく投げられたが、石1個足りなかった。悔しい思いはあるが、1投目でぴったり決められなかった。向こうが上手だった」と振り返った。

18、19年と2連覇し、前回大会は準優勝。国内トップペアとして日本のレベルを引き上げてきた。北京五輪出場のためには今大会優勝が必須条件だったが、ベスト8で敗退。藤沢は「どのチームが勝っても、世界選手権や北京五輪で日本代表として良い結果が残せる。準決勝を戦うチームを応援したい」と話した。