フィギュアスケートのペアで世界選手権(24日開幕、スウェーデン・ストックホルム)に臨む三浦璃来(19)、木原龍一(28=ともに木下グループ)組が「1年間の成長」を見せる。

22日(日本時間23日)の公式練習後にオンラインで取材対応。初出場の三浦が「観客席が思いのほか、たくさんあって、練習からずっと緊張しています」と口にすると、五輪に2度出場と経験豊富な木原が「そんなに緊張で空回りしている感じはないので『いい緊張感なんじゃないかな』と勝手に思っています」と隣でほほえんだ。

2人はカナダが練習拠点。20年12月の全日本選手権(長野)は新型コロナウイルスの影響で出入国が難しいため、ペア競技が実施されなかった。その分、今回に懸ける思いは強い。

木原 1年間、僕たちはなかなか試合に出場できず、日本の皆さんの前で演技することがほとんどできなかった。「『去年からあんなに伸びたんだ』っていうのをしっかり見せたい」と思っているので、見ていただければ本当にうれしいです。

三浦 1年間、本当に試合がなかったので、その間の成長を、皆様に見てもらえるように頑張ります。

ショートプログラム(SP)は24日午後6時半(日本時間25日午前2時半)開始予定。結成2季目の集大成を披露する。