B1新潟アルビレックスBB(東地区10位)は24日、千葉ジェッツ(同2位)とアウェーの船橋アリーナで対戦する。23日は前日調整を中之島体育館で行った。チームは4連敗中。前節サンロッカーズ渋谷戦の連敗で地区最下位の10位に転落した。苦境に立たされる中、ルーキーのSF星野曹樹(23)が起爆剤になろうと意欲を見せている。

「個人的にも評価されるようにしたい」。星野は千葉戦への意気込みを話した。因縁の相手でもある。昨年12月のホームでの対戦(69●94)で右手の甲を骨折した。手術でプレートを埋めた患部は今も腫れているが、「痛みはない」と万全をアピール。「今度はきっちり抑える」と気を引き締めた。

意気に感じる出来事があった。23日の練習前、青木勇人監督代行(47)から言葉をかけられた。「少しずつ自分の仕事を見つけつつある。それをアピールし続けてくれ」。3月3日の秋田ノーザンハピネッツ戦で復帰後、1試合平均出場時間は3分半ほど。それでも前節SR渋谷戦には2本の3点シュートとスチールを1つと、短時間の出場の中で自分を出せるようになってきた。全体練習後、3点シュートのフォーム修正など自主トレを重ねてきた。その成果を指揮官が認めた。

低迷脱出のために、控えメンバーの奮起が必要なことを自覚している。「出ている時間はやるべきことをやる。コートにいないときでもしっかり声を出す」。星野は集中力を高めて強敵に挑む。