B1新潟アルビレックスBB(東地区10位)は27、28日、島根スサノオマジック(西地区5位)とアオーレ長岡で対戦する。副主将SG佐藤公威(36)は島根に昨季まで3季在籍。古巣戦でチームの連敗を5で止め、3日の秋田戦以来6試合ぶりの白星をホームの観客に届ける。

「意識しない」。佐藤は島根との対戦をこう話した。ただ本音は少し異なる。「意識すると気合が入りすぎて空回りしてしまうので」。エンジンの空吹かしをしないよう自分に言い聞かせる。26日の前日練習では分かっている相手のプレーをチームメートに伝達した。同時に「島根はメンバーも替わって昨季とは違う」と気を引き締めた。

古巣戦という以上に、とにかく白星がほしい。新潟は5連敗中で東地区最下位。前節千葉戦の敗北でチャンピオンシップ(CS)進出も消滅した。それでも佐藤は「個人成績を残すための試合にはしない。チームとして勝つためにやることを徹底して戦う」と残り15試合を消化試合にする気はない。「あまり長岡で勝っていないので、この2試合は大切」と意識を高めた。