レギュラーシーズン2位のパナソニックが名古屋(同3位)を下し、プレーオフ決勝に進んだ。優勝を懸けて、サントリー(同1位)とあす4日に対戦する。

上位チームに与えられた1勝のアドバンテージを持っていたパナソニックは、ウルフドッグス名古屋に1-3と敗れて1勝1敗。その後25点1セットマッチの「ゴールデンセット」に臨み、25-21。粘る名古屋に競り勝った。

ポーランド代表のクビアクは「タフな試合で非常に接戦となったが、なんとか勝てて非常にうれしい」。1-1で迎えた第3セットでは自陣コート中央に倒れて一時交代するアクシデントに見舞われた。ゴールデンセットで復活を果たし、MVP(VOM)に輝く活躍で勝利に貢献した。

試合後の会見でロラン監督は心臓の不調で交代させたことを明かし「(クビアクの体調不良は)原因は分からないが、メディカルスタッフが全力で対応に当たってくれて問題ないとなったため、試合に戻ることができた」と説明。若手の仲本や大竹ら途中出場した選手が流れを変えてくれたと述べて「度胸ある若い選手たちの活躍が勝利につながった」と賛辞を寄せた。