日本レスリング協会は9日、カザフスタン・アルマトイで13日に開幕するアジア選手権への女子代表の派遣を中止すると発表した。同日午前に女子チーム内で、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と疑われる可能性の事例が生じたため。8日のPCR検査では女子チーム全員の陰性は確認されたが、接触競技の特性上、リスク回避を選んだ。大会には57キロ級の川井梨紗子ら東京五輪内定者5人が出場予定で、久しぶりの海外試合であり、本番前の貴重な調整の場になるはずだった。