日本(世界ランク12位)がフィジー(同9位)を20-15で下し、7年ぶりの優勝を果たした。15-15の後半32分に途中出場のCTBサミソニ・トゥア(31=浦安)が勝ち越しのトライを決めて勝利した。23年W杯ベスト8の強豪相手とは、3年連続で決勝で激突。2大会連続で敗れていた相手に雪辱し、W杯オーストラリア大会(27年10月1日開幕)に向けて自信を深める一戦となった。

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日本が19年大会以来の頂点に立った。フィジーの3連覇を阻止した。SH斎藤主将は「今日勝つことだけを考えて3週間過ごしてきた。今年はここで勝って、これをきっかけにブレイクスルーするような、自分たちで歴史をつくる試合にしようと話していた」と語った。

決勝トライを決めたのは、先発CTB広瀬の負傷交代によって前半32分からピッチに立ち、代表8キャップ目の31歳トゥアだった。ラインアウトからモールを組み、最後は突破してトライを取り切った。プレーヤーオブザマッチに選出されたのは、後半18分にトライを決めたフランカーのガンター。スクラムからフェーズを重ねて押し込んだ。息を切らしながらお立ち台で「タフな試合になることは分かっていた。勝利できて本当にうれしい」と歓喜した。

前半は相手の反則による1人退場で数的優位な時間帯もあったが、1トライにとどまった。日本にもミスが目立ち、攻めきれない場面があった。2点ビハインドで折り返したが、後半反撃。敵陣ゴール手前での攻撃を我慢強く続け、集中力を切らさなかった。最終的に支配率は相手の36%に対し、64%。パスは150本で、72本だった相手の2倍以上で展開した。

今回の対戦では、日本がサイズで上回る。FW8人の平均サイズは、身長188・6センチ、体重112・1キロ。フィジーの187・8センチ、110・4キロを上回っており、スクラムでも力負けしなかった。相手指揮官も「日本のスクラムは低くて強かった」と認めた。

W杯まで残り1年。次戦は10月24日に同じ秩父宮で再びフィジーと対戦する。「この若いチームにとってタイトルを取ったというのは大きな自信になる」と斎藤。歩みを止めず、突き進む。【保坂果那】