NBAレイカーズの本拠地ステープルズ・センターが、およそ1年1カ月ぶりに15日から観客を入れての試合を再開することが明らかになった。

NBAは新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年3月中旬に2019~20年シーズンの中断を決定し、7月に残り試合を無観客で開催。レイカーズは昨年11月、カリフォルニア州とロサンゼルス郡の保健当局の指導に従い、今季のホームゲームを当面は無観客で行うことを発表していた。しかし、カリフォルニア州での感染状況が改善したことで規制が緩和されたことを受け、ステープルズ・センターに再びファンを迎え入れることが認められた。

地元メディアによると、感染予防対策のため入場できるのは1試合で2000人までで、入場者はワクチン接種完了か検査での陰性を証明する必要があるという。

また、係員との接触を減らすためにチケットは事前にスマートフォンにダウンロードする必要があるほか、手荷物の持ち込みは禁止で財布や携帯などポケットに入るもの以外は持ち込めないという。入場者はマスク着用が義務付けられ、飛沫(ひまつ)防止のため座席での飲食や大声での声援なども禁止されている。

レイカーズは15日にボストン・セルティックスと対戦する。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)