17歳の世界選手権女王、アンナ・シェルバコワ(ロシア)が過去、新型コロナウイルスに感染していたことを公表した。

ショートプログラム(SP)もフリーも1位で自国の初優勝に貢献した後、報道陣のオンライン取材で明かした。

外国人記者から「東京五輪(オリンピック)が100日以内に開催される予定だ。今回、日本に滞在して安全を感じたか」と聞かれると「日本に来ることができたのは大変な喜びです。日本は、とても厳しい措置が取られていました。けれど困難なことではないし、こに来るまでに慣れていました」とした上で、こう話した。

「私は既に感染し、克服していますから。それほど恐ろしいという感覚はありませんでした」

シェルバコワは昨年11月に肺炎と診断され、グランプリ(GP)シリーズのロシア杯を欠場。新型コロナウイルスの検査は陰性だったと伝えられていた。

その後、回復して12月のロシア選手権で3連覇を達成。現地報道によると「一時は欠場も勧められた」中で、高難度の4回転ルッツと4回転フリップを成功させ「関係者全員と、欠場せずに戦った自分にありがとうと言いたい。全てうまくいって、とても幸せ」と話していた。そして今年3月の世界選手権(ストックホルム)で初優勝していた。