米バスケットボールNBAのラプターズと本契約を結んだ渡辺雄太(26)が20日(日本時間21日)、練習後にオンライン取材に応じ、「目に見える結果をもらえてありがたいし、モチベーションにもなる。素直に喜んで良いかなと思う」と話した。

NBA3年目を迎えた今季、徐々にプレー時間を伸ばしてきたが、けがの影響もあって2月以降は出番が減った。そうした中でターニングポイントになったのが、4月2日のウォリアーズ戦。「3クオーター途中から久しぶりに長い時間使ってもらい、苦手だったリング周りのプレーもできた。あの試合が好調のきっかけになった」と振り返った。

ついに本契約を勝ち取ったが、浮かれるところはない。「けがをしている選手が戻ってきたときにプレータイムもらえる保証がないし、来季の保証もない」と表情を引き締める。さらなるアピールに意欲を示しつつ、「だからといって自分のプレースタイルを変える必要はないとも思っている。コート上で、今までやってきたことを信じてやれれば」と力を込めた。