キヤノン(白組5位)がNTTコミュニケーションズ(紅組4位)に43-13で快勝し、8強進出を決めた。下馬評では接戦が予想されたが、終わってみれば計6トライの圧勝だった。
前半は一進一退の攻防が続いたが、後半は「キヤノンらしい」ボールを動かすラグビーを展開。SO田村優主将(32)を起点とした素早い連続攻撃で相手のミスを誘い得点を重ねた。後半途中に出場した36歳のSH田中も緩急を生かしたパスを巧みに使い分け、今季途中にNTTコムから移籍したNO8マフィも力強いタックルとボール奪取で“古巣”撃破に貢献した。
チームは開幕3連敗から4連勝と調子は右肩上がり。沢木監督は「試合を重ねる度に成長できている」と評価した。昨年6月に就任した指揮官は、勝つ文化を築くためにもプレーの「一貫性」をテーマに掲げて取り組んできた。選手から「試合よりもハードな練習」と声が漏れるほどの猛練習と、意思疎通でチームの成熟度を高めてきた。
5月8日の準々決勝(熊谷)は、リーグ戦で0-47と完封されたパナソニックと対戦する。過去最高6位のチームが自分たちのラグビーを信じ、優勝候補との大一番を迎える。【峯岸佑樹】
○…緊急事態宣言が発令された4都府県では、トヨタ自動車-日野(秩父宮)など3試合が有観客で実施された。周知期間が短く混乱を避けるための対応で、会場では「大声を出しての応援はやめてください」とアナウンスが流れるなど注意喚起が呼び掛けられた。5月8、9日の準々決勝は4都府県以外の会場のため、有観客で実施する方針。


