五輪テストイベントを兼ねて、200人を超える海外選手が参加して開幕した。

今大会は感染症対策として、選手、コーチらは外部との接触を防ぐ「バブル」空間の中で過ごしている。しかし練習時間に飛び込み台の上で、選手が密集する場面があった。

日本水連の伊藤正明飛び込み委員長は「かなり密集した。五輪がかかっているので、数多く(練習を)飛びたいと選手が群がった。バーっと上がってしまった。時間が限られているので。明日からはないようにしたい」と話した。

4月30日までの公式練習では国、地域ごとに6つのブロックに分けて、時間をずらして練習を行っていた。大会でも同じ方式を想定していたが、国際水連に意見を求めると、大会開幕前日に「オープン(自由)でいい」としたという。台の上には一定間隔で床にマークをつけていたが「あまり効果はなかったみたいですね」と伊藤委員長。密集に気付いて、国際水連と話し合って、飛び込み台に上がる階段に係員を置いて、台上の人数を制限したという。

同大会は選手が毎日PCR検査を受けるなど「バブル」内は、感染症対策を徹底している。しかし東京五輪がかかった大舞台で、選手も気合十分。伊藤委員長は「門番を増やす手配をしました。(台上の)人数は決めていなかったが、ある程度のディスタンスを保ちつつ、1組とんだら入れるということをしていきたい」と話した。