フィギュアスケートのペアで18年平昌(ピョンチャン)五輪金メダルのアリョーナ・サブチェンコ、ブルーノ・マソ組(ドイツ)が現役引退を発表した。サブチェンコが4月30日、インスタグラムで表明した。14年からパートナーとなった2人は17-18年シーズンに五輪、世界選手権、グランプリ・ファイナルの3冠を達成した。

37歳のサブチェンコは女子選手で最多タイとなる5度の五輪出場を誇る。ウクライナ代表として迎えた02年ソルトレークシティー大会は15位。03年にドイツに移住し、ロビン・ゾルコービと組み、04-05年からはドイツ代表として再始動、一気に世界のトップ争いに加わった。05年12月にドイツ国籍を取得し、2度目の五輪となる06年トリノ大会(6位)への道が開けた。

その後、10年バンクーバー大会、引退を決意して臨んだ14年ソチ大会ともに銅メダル。悲願の金メダルへ、ゾルコービが指導者に転身するために引退するなかで、現役続行の道を探り、マソと14年9月に新ペアとなった。私生活では16年にはアーティストのリアム・クロスさんと結婚。19年に第1子が誕生していた。