「超新星」玉井陸斗(14=JSS宝塚)が、逆転で事実上の五輪代表に内定した。

玉井の五輪までの道のりは以下の通り。

◆19年4月 日本室内選手権でシニアデビュー。474・25点で12歳7カ月の史上最年少で初優勝。しかし五輪切符がかかる同7月の世界選手権、同9月のアジア杯は国際水連の年齢制限で出場できなかった。

◆19年9月 日本選手権を13歳0カ月で優勝。同選手権男女通じて最年少V。

◆20年2月 五輪世界最終予選兼W杯東京大会の選考会で代表権を獲得。

◆同3月 コロナ禍で東京五輪が1年延期。夏季五輪日本男子では1932年ロサンゼルス五輪競泳の北村久寿雄(14歳10カ月)を抜く13歳10カ月での最年少五輪出場記録が消滅。21年東京五輪では8日足らず。

◆同8月 関西ジュニア選手権で半年ぶりに復帰。板飛び込みとの2冠達成。

◆同9月 日本選手権で3メートル板飛び込みでも14歳0カ月の最年少優勝を飾る。

◆21年4月 国際水連が五輪世界最終予選を中止する意向を発表。中止の場合は19年世界選手権ランクが採用される選択肢が浮上。玉井は年齢制限で同選手権に出ていないため、東京五輪の道が断たれるピンチ。

◆21年5月 2週間の延期で五輪世界最終予選開催。玉井が五輪切符を獲得。