プロ野球のDeNAを昨季限りで退団した石川雄洋(34)が11日、アメリカンフットボールのXリーグ、ノジマ相模原ライズの入団会見に臨んだ。「まだアスリートとしてやりきっていない。体が動くし、挑戦したい。アメリカンフットボールの世界はそんなに甘くないと思っている。この挑戦を受け入れていただき、関係者に感謝している。やることはたくさんあるが、1歩ずつやっていく」と話した。

石川の契約は金銭が発生せず、今後は15人の新人枠入りを目指す。仕事については「基礎的な練習を他の人よりやらないといけない。最初はどこかで働くより、練習がメインになる。今はアメフトに集中したい。仕事は考えていない」と話した。

横浜高校時代からスポーツクラスの同級生にアメフット選手がおり、興味を持ち始めた。プロ入り後、アリゾナで自主トレを始めから、さらに深い興味を持ち始めたという。

石井光暢ゼネラルマネージャー(GM)は入団の経緯について「私たちのネーミングライツスポンサー支援をしていただいているノジマさんのご縁があった。日本最高峰のプロリーグNPB出身で選手経験が16年あり、厳しい世界で生き抜いてきたプロのマインドを植え付けてほしい。ポテンシャルがあり、戦力としても期待している」と話した。

城ケ滝一朗ヘッドコーチは「石川選手にグラウンドでフットボールへの熱い気持ちを聞いた。プロでのノウハウ、日本一を目指すマインドを落とし込んでもらえれば」と期待した。