バレーボールのネーションズリーグ男子が開幕し、世界ランキング9位の日本は初戦で同8位のイランを3-0で下した。アジアのライバルにストレート勝ちを収め、好スタートを切った。次戦は29日に同16位のオランダと戦う。

第1セットは主将の石川祐希(25=ミラノ)や高橋藍(19=日体大2年)らの強打で25-19。第2セットは終盤まで接戦を演じたが、途中出場した大塚達宣(20=早大3年)の連続得点などで引き離し25-22。第3セットは相手に先行を許したが、5連続得点などで終盤に逆転。最後は相手のスパイクミスで26-24。快勝を収めたことに石川は「初戦として良い入りができた。最後勝ち切れたのはチームとして良いスタートができた」と喜んだ。

この日はブラン・フィリップコーチが急性胃腸炎による体調不良で、ベンチ入りしなかった。新型コロナウイルスのPCR検査では「陰性」と診断されているという。

男子のネーションズリーグは、東京オリンピック(五輪)前最後の国際大会。来月下旬までに参加16チームによる1回の総当たり戦を行って順位を競い、上位4チームが決勝大会(来月26、27日)に進出する。