Bリーグ王者を決めるチャンピオンシップ決勝第1戦(2戦先勝方式)で、東地区2位の千葉ジェッツが、2度目のリーグ制覇を狙う東地区1位宇都宮ブレックスに先勝し、悲願の初優勝まであと1勝とした。

千葉の大野篤史監督は「40分間ハードワークしたおかげで良い試合ができた」と振り返った。主将で東京五輪代表候補の富樫勇樹は「1試合目が大事と思っていた。この横浜アリーナでは悔しい思いをしている。明日も勝って終わりたい」と話した。

試合開始早々、千葉は立て続けに3点シュートを決めるなど、約2分間で10得点。しかし宇都宮もすぐに修正して反撃。第1クオーター(Q)途中に追い付かれ、逆転された千葉だが、同Q終盤に再び攻勢に転じるなど、前半を終えて36-35の1点リードで折り返した。

第3Qでは東京五輪代表候補のエドワーズが得点を重ねるなど、じわじわと点差を広げにかかった千葉。最終Qでは富樫の連続得点などでさらに突き放し、セーフティーリードに広げた。

富樫は前日の会見で、勝敗を分けるキーポイントとしてリバウンドを挙げ、「1人ではなく5人で取りにいくこと。そして相手に取らせないいことが重要」と話していた。その言葉どおり、サイズやエドワーズを中心に高さで優位に立ち、勝利につなげた。

第2戦は30日に横浜アリーナで行われる。