テニスの女子ツアーを統括するWTA(女子テニス協会)の創始者であり、4大大会12度の優勝を誇る伝説の選手、ビリー・ジーン・キングさん(77=米国)が、世界2位の大坂なおみ(23)が、全仏1回戦後に、宣言通り記者会見を拒否したことについて、私見をSNSに投稿した。

キングさんは「なおみがSNSなどで行っていることを全面的に称賛し、尊敬している」とした上で、「両方の側面から学ぼうとして、少し悩んでいる」と戸惑いも見せた。

全仏主催者は、大坂に、その言動に対して1万5000ドル(約165万円)の罰金を科し、4大大会は合同で声明文を出し「このまま違反を繰り返すと、大会からの追放、多額の罰金や4大大会への出場停止など、より厳しい制裁を受けることになる」と、警告を発した。

キングさんは、両者の立場に理解を示しながらも、WTAを創設した73年当時を振り返り「あの時代、メディアがなければ、私たちが何者なのか、何を考えているのか、誰も知らなかったでしょう。メディアが今日のスポーツを築き、成長させてくれたことは間違いありません」と説いた。

キングさんは、テニス界がプロに門戸を開放した68年オープン化以降、男女同権運動を起こし、男女賞金同額を訴えてきた。現在では、その運動が実り、4大大会は男女の賞金が同額となっている。

◆大会はWOWOWで全日生放送、同時配信される。