東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日、観戦チケットについて、発行方法を変更すると発表した。「紙チケット」「ホームプリントチケット」「モバイルチケット」の3種だったが、チケット配送はギリギリになることから取りやめ、ホームプリントチケットに変更する。7月6日以降にチケットをダウンロードし、事前に自宅等で印刷する形になる。

紙チケット選択者には、大会終了後、順次チケットを送付する予定。担当者は「大会チケットは特別なデザイン。使う目的よりも、記念にとっておきたい人が多くいる。このタイミングなのですべて印刷されていて、封入されて送れる状態になっている。大会後、記念にお届けさせていただきたい」と話した。

また、五輪チケットの追加販売の取りやめ、各会場での当日券販売の取りやめ、公式リセールサービスの中止と希望者への払い戻し受付の実施も発表した。

払い戻しは7月6日未明~15日午前11時59分まで公式チケット販売サイトで申請手続きを行った上、大会終了後に順次返金される。一般チケットは1枚から払い戻しが可能。現金決済の場合、支払手数料の払い戻しはない。リセールサービスがないことから、来場者氏名の変更も可能だ。

パラリンピックについては追加販売をするか未定。観客上限が7月16日までに決定し、少なくとも同日には再抽選の結果が発表される予定。公式リセールは実施されず、希望者への払い戻しは7月16~26日まで受け付ける予定だ。