米沢中央(山形)が決勝トーナメント1回戦で東京都市大塩尻(長野)に2-0でストレート勝ち。しかし、2回戦で大阪国際滝井(大阪)に0-2のストレート負け。今春の全日本選手権(春高バレー)で8強進出を阻まれた相手にリベンジはかなわなかった。決勝トーナメント進出の郡山女大付(福島)、由利(秋田)、青森西(青森)は初戦で敗退。東北勢では唯一、古川学園(宮城)が16強に名を連ねた。

今年の春高バレーで8強入りした東京都市大塩尻を相手に1歩も引かなかった。第1セット(S)を25-23、第2Sも25-23と点の取り合いとなった接戦を制した。強豪を相手に持ち味の粘り強さを存分に発揮し勝ち切った。

2回戦・大阪国際滝井との第1S。5-5と序盤は拮抗(きっこう)した戦いだったがエース・亀井美子(3年)が大阪の壁に阻まれた。最高到達点は297センチとチーム一。だが、思うように点を決められない。流れをつかめぬまま、相手に9連続得点を喫し、5-14と突き放される。そのまま主導権を奪えず、13-25で第1Sを落とした。第2Sはリズムを取り戻し、連続得点でリードする場面もあったが、2試合目の疲れからか終盤に失速。2試合続けての粘り勝ちとはいかなかった。

石田和也監督は「亀井頼みのチームから技術的な面でも精神的な面でも成長していけたらと思います」と語り、この敗戦をきっかけにさらなる成長を図る。