開志国際は、アレセイア湘南(神奈川)に79-61で快勝し、16強入りを決めた。6月の北信越大会は鼻骨骨折で登録を外れていたPG呼子真洸(まひろ=2年)がチームをけん引。17得点、7アシスト、4スチールでチームの勝利を呼び込んだ。今日12日の3回戦は小林(宮崎)と対戦する。
ゲームの指揮を執る“コンダクター”のPG呼子が勝利への道筋を作った。初戦の緊張感がチームに漂う中、2連続でジャンプショットを決めてゲームを動かし、全員の緊張をほぐした。「シュートタッチが悪かった」と言いながらも、第1クオーター(Q)は9得点。ゲームをコントロールしながらスコアを重ねる。伊藤翔太監督(32)は「出だしのリズムを作ったのが彼女」と勝利の立役者として真っ先に名前をあげた。
開志国際は北信越大会(6月19、20日)のチャンピオン。しかし呼子は6月4日の県大会で鼻骨を骨折し北信越の優勝に関われなかった。1週間の安静期間を経て、対人練習を再開したのは1カ月後。完全復帰は7月だった。だからこそ、大会にかける思いは誰よりも強い。「北信越でプレーできなかった分をインターハイにぶつけようと思っていた」と言う。17得点はチーム2番目ながら、7アシストと4スチールは両チームトップ(タイ含む)の数字だった。
ボールを持ってゲームをコントロールしながら、声でもメンバーを鼓舞した。28得点でチームの稼ぎ頭になったのはSG堂脇さち主将(3年)。前半は当たりが止まっていたが、2年生PGは「大丈夫」と声をかけながら、あえてパスを供給して後半の爆発を待った。「コートに立ったら学年は関係ない」と話した呼子は「(目標は)ベスト4以上」と頼もしかった。【涌井幹雄】
◯…ゴール下は180センチのC瀬川玲奈(3年)が支配した。両チーム最多の20リバウンド。「絶対、取ってやる」とリングからこぼれたボールを拾い、攻撃につなげた。ブロックショット3回も両チーム最多。対面した相手のCジャファリ伶奈(3年)は1回戦で36得点、28リバウンドしていたが、ともに半数以下(17得点、13リバウンド)に封じた。「てこずったけれど、リバウンドは上回れた」。


