関西の強豪に圧倒された。6大会連続17度目出場の柴田学園(青森)が前回大会3位の大阪薫英女学院に50-98で大敗し、目標の「全国4強」は今冬の全国高校選手権(ウインターカップ)以降に持ち越しとなった。中三川叶羽(かなう、3年)が3点シュート(3P)2本を含むチーム最多16得点で奮起したが、あと1勝はつかめなかった。
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目標達成を実力校に阻まれた。第4クオーター(Q)終了間際、相手のブザービーターが決まって試合が終了。前日12日はブザーと同時に勝利を決めて歓喜したが、この日は48点差に突き放されて敗戦。無念の表情を浮かべながらコート中央に向かった柴田学園・中三川は「スピードやパワーなどの基本的な部分。中でもクイックネスは相手のガードの方と比べて自分はまだまだ」と悔やんだ。
試合は終始相手ペース。第1Q中盤に速い展開から正確なシュートなどで7連続失点。第2Qは6連続失点で前半を34点差で折り返した。後半も相手の体を張った激しいディフェンスに苦しめられ「自分がドライブをすると、周りの選手がヘッジ(ドリブルする選手を簡単にプレーさせないこと)をかけていた。こっちは個人で攻めることが多かったのでチームで攻撃や守備ができなかった」。チーム全体のシュート成功率も相手の55%に対して35%に抑えられ、前半の失点が重くのしかかった。
約2倍の点差で大敗。それでも、半年前の自分から成長を遂げた。昨年12月の全国高校選手権は1本も3Pを成功できずに初戦敗退し「自分のシュート力のなさをダメだと思った」。大会後は毎日毎朝、試合の場面をイメージしながら、150本の3Pを決めてから授業に向かった。今夏は3戦で6本を成功させて練習の成果を発揮し、柴田女時代を含めた最高成績の全国8強に貢献した。
19年の男女共学化を経て、今春から小豆色主体のユニホームから男子と同じ水色に変更された。今大会は男女アベック出場を果たし「男子もたくさん応援してくれてメッセージも届けてくれた。良い仲間に巡り合えて良かった」と一体感を口にする。「この経験を絶対に無駄にしないために、肌で体感したことを全員で徹底して新たな気持ちでウインターカップに臨みたい」。今冬が自身ラストチャンス。チーム一体で全国4強をかなえてみせる。【相沢孔志】


