東海大男子バスケットボール部と同部所属の河村勇輝(20)は19日、健康食品会社のサン・クロレラとスポンサー契約を結んだことを発表した。栄養面などに関するサポートを受け、ユニホームには同社のロゴが入る。河村は「日本代表のポイントガードとして活躍することが目標。そのために必要不可欠な健康面などでサポートしていただけることになり、感謝の気持ちでいっぱい。一緒になって飛躍を目指していきたい」と話した。

河村は2季前、福岡第一高をウインターカップ2連覇に導いた後、特別指定選手として三遠ネオフェニックスに一時的に加入し、当時のB1最年少出場記録などを更新。東海大に入学した昨季は、同制度でB1横浜ビー・コルセアーズの一員として16試合に出場した。バスケ界のホープは、東京五輪に出場した先輩たちの戦いぶりからも刺激を受けたようで、「今回の五輪を見て、自分に何が必要か、求められているものは何かを感じることができた。そこを伸ばすため、サポートを受けながら頑張りたい」と決意を込めた。

国内有数の強豪大学チームとして知られる東海大には、八村塁(NBAウィザーズ)の弟・阿蓮など、有望選手が多数所属する。陸川章監督はチームとしてスポンサードを受けるメリットについて、「これまでは学生や親御さんに、遠征費や強化費など負担が掛かっていた。そのあたりをサポートいただけることは競技の強化にもつながるし、学生スポーツにも良い影響を与えられる。他の大学スポーツにも同様の流れが出ており、今後も進めていきたい」と説明した。