新潟県の個人女王・古俣舞愛(まい=東京学館新潟3年)は24・65点で個人総合28位だった。種目別フープは13・25点で27位、同リボンは11・40点で25位。全国大会初出場の青木もも花(関根学園3年)は個人総合39位(フープ12・05点=37位、リボン9・00点=41位)だった。

2日間の会場設営にも携わっていた古俣はひとつの思いを演技に込めた。「コロナ禍で開催できたのはありがたかった。感謝の気持ちを伝えられる演技をした」。会場の新潟市東総合スポーツセンターは下山小2年時に初めて練習した場所でもあった。個人総合はリボンとフープの合計点で争われるが「リボンが体の一部になるように演技で意識した」と言う。今日22日の団体戦は「みんなでやってきたことをやり切る」と完全燃焼を誓った。

青木は初の全国舞台にも落ち着いていた。「県開催で応援してくれる人がたくさんいて、手拍子や拍手が聞こえた」。緊張の舞台にも「自分のできることはやった。楽しむことができた」と満足度は大きかった。関根学園で新体操に取り組んでいるのは青木だけ。147センチと小柄ながら「ダイナミックさは意識していた」と大きな演技を心掛けた。