バレーボールの男子アジア選手権第2日は13日、千葉ポートアリーナなどで1次リーグが行われ、日本はバーレーンを3-1で退けて開幕2連勝とした。バーレーンは1勝1敗。

日本は第1セットを23-25で落としたが、第2セットは高橋(日体大)がサーブやスパイクで貢献し、25-17で取り返した。第3セットは高梨(名古屋)が要所で決めて25-23。序盤にリードを許した第4セットは宮浦(ジェイテクト)の強打や李(東レ)のブロックなどで25-16とものにした。


スコア


日本323-25
25-17
25-23
25-16
1バーレーン

バーレーンに勝利し、選手とタッチを交わす中垣内監督(右から2人目)(共同)
バーレーンに勝利し、選手とタッチを交わす中垣内監督(右から2人目)(共同)

第1セット

日本がバーレーンと対戦し、第1セットを23-25で落とした。今大会初めての失セットとなった。

23-23の場面で、オポジットの大竹壱青(25=パナソニック)のスパイクが決まらず、バーレーンにマッチポイントを握られた。

前日12のカタール戦でシニア代表デビューを飾った宮浦健人(22=ジェイテクト)とセッター藤井直伸(29=東レ)の2枚替えで打開を図ったが、最後は宮浦のスパイクが相手のブロックに阻まれた。

日本―バーレーン 第1セット、スパイクを決める大竹(中央)(共同)
日本―バーレーン 第1セット、スパイクを決める大竹(中央)(共同)
日本―バーレーン 第1セット、スパイクを決める高橋(共同)
日本―バーレーン 第1セット、スパイクを決める高橋(共同)
日本―バーレーン 第1セットを落とした日本(共同)
日本―バーレーン 第1セットを落とした日本(共同)

第2セット

日本は第2セットを25-17で取り返した。 第1セットを接戦で落とした日本だったが、第2セットは序盤から高橋藍(20=日体大2年)、高梨健太(25=名古屋)ら攻撃陣が得点を重ねた。

日本―バーレーン 第2セット、スパイクを決める宮浦(共同)
日本―バーレーン 第2セット、スパイクを決める宮浦(共同)
日本―バーレーン 第2セット、得点を決め喜ぶ日本(共同)
日本―バーレーン 第2セット、得点を決め喜ぶ日本(共同)

第3セット

日本は第3セットを25-23で取った。勝利まであと1セット。

互いに1セットずつ奪って迎えた第3セット。バーレーンの中央攻撃をなかなか阻むことができず、またしても拮抗(きっこう)した展開になった。

終盤にかけて日本が優勢に立った。東京オリンピック(五輪)の日本代表でアウトサイドヒッターの高橋藍(20=日体大2年)のサービスエースなどリード。最後は高橋のスパイクで粘るバーレーンから、セット数でもリードを奪う。


第4セット

日本がバーレーンを3-1で退け、開幕2連勝を飾った。東京オリンピック(五輪)代表の高橋藍(20=日体大2年)や高梨健太(25=名古屋)らスパイカー陣が好パフォーマンス披露し、逆転勝ち。

高橋はチーム最多の26得点をマーク。中垣内監督も絶賛するパフォーマンスで、最年少の20歳がチームを引っ張った。勢いに乗る日本は14日に1次リーグ最終戦でインドと戦う。

バーレーンに勝利し、喜ぶ李(左端)ら日本の選手(共同)
バーレーンに勝利し、喜ぶ李(左端)ら日本の選手(共同)

<アジア選手権男子日本代表メンバー>

<2>ミドルブロッカー 小野寺太志(JT)

<3>セッター 藤井直伸(東レ)

<4>オポジット 大竹壱青(パナソニック)

<5>アウトサイドヒッター 大塚達宣(早大3年)

<6>ミドルブロッカー 山内晶大(パナソニック)

<7>アウトサイドヒッター 高梨健太(名古屋)

<9>ミドルブロッカー 福山汰一(ジェイテクト)

<12>アウトサイドヒッター 高橋藍(日体大2年)

<13>セッター 大宅真樹(サントリー)

<14>アウトサイドヒッター 石川祐希(ミラノ)

<15>ミドルブロッカー 李博(東レ)

<17>リベロ 小川智大(名古屋)

<19>オポジット 宮浦健人(ジェイテクト)

<20>リベロ 山本智大(堺)