日本スケート連盟(JSF)は23日、都内で理事会を開き、フィギュアの国際大会派遣選手を追加承認した。

22年北京オリンピック(五輪)テスト大会のアジアンオープントロフィー(10月13~17日、北京・首都体育館)には、既に発表されている通り、男子の鍵山優真(星槎国際高横浜)佐藤駿(フジ・コーポレーション)、女子の紀平梨花(トヨタ自動車)坂本花織(シスメックス)とアイスダンスの小松原美里、尊組(倉敷FSC)を派遣する。

補欠は、男子が三浦佳生(東京・目黒日大高)、女子が三宅星南(関大)三原舞依(シスメックス)河辺愛菜(木下アカデミー)。チームリーダーは飯塚弘記氏、チームオフィシャルは竹内洋輔氏が務める。

参加選手の兼ね合いにより、同テスト大会が国際スケート連盟(ISU)チャレンジャーシリーズ(CS)ではなくなった。

伊藤秀仁フィギュア委員長によると、大会は北京五輪の組織委員会が主催。完全バブル方式で行われるため、選手は入国時の隔離措置を免除される。佐藤と坂本が、翌週に控えるグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ(10月22~24日、ラスベガス)にエントリー通り出場できることも、フィギュア強化部長の竹内氏が米国連盟に確認。北京五輪シーズンの本格開幕へ、昨季は難しかった国際大会への派遣準備が進んでいることが、各理事に報告された。【木下淳】