バスケットボールBリーグ1部、レバンガ北海道は24日、札幌・北海きたえーるで、昨季西地区9位の三遠とプレシーズンゲームを行い97-68で勝利した。今季就任した佐古賢一監督(51)のホーム初実戦を白星で飾った。新監督は「今日は選手がしっかりハッスルして、精いっぱいやってくれたので満足なゲームです」と笑顔で振り返った。

前半を14点リードで折り返すなど、優位に試合を進めた。今季新加入の外国人3選手もコートに立った。中でもパワーフォワードのデモン・ブルックス(29)はチーム最多21得点を挙げた。「いいシュートも決まっていた。全体的に素晴らしいゲームができたと思う」と振り返った。同じく今季新加入のPG寺園脩斗(27)も昨季までプレーした古巣相手に10アシスト、6得点と積極プレーを見せチームを引っ張った。

21-22シーズン開幕戦は10月2日敵地での広島戦、本拠地開幕は同16日の新潟戦となる。昨季東地区10位から新体制で巻き返しを狙う今季、まずはこの日集まった地元ファンに白星を届けた。

元日本代表で「ミスター・バスケットボール」と呼ばれた佐古監督は試合後、ファンの前で「生年月日は1970年7月17日生まれの51歳佐古賢一です!よろしくお願いします!」と自己紹介し、大きな拍手が送られた。25日も三遠とプレシーズンゲームを戦い、開幕に備える。同監督は「毎試合毎試合しっかりステップアップできるように選手、スタッフ一丸となってシーズンに臨みたいと思います。とにかく1戦1戦全力で戦うことを皆さんにお約束して、明日のゲームも全力で頑張りたいと思います」と力を込めた。