NBA4季目となるラプターズの渡辺雄太(26)が今季最初のオープン戦に出場し、約17分間の出場で10得点、7リバウンドを挙げた。2ブロックも記録するなど攻守で躍動した。

第1クオーター途中から起用された渡辺は、ダンクシュートを決めて初得点を挙げ、さらには3点シュートを決めるなど存在感を発揮。後半にも外角から狙い澄ましてシュートを成功させた。

今季もベンチ入り枠を争う立場にいるが、まずはしっかりとアピールした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨季は米フロリダ州タンパを仮の本拠地として戦ったラプターズ。そのため渡辺にとっては、オープン戦とはいえこの日がラプターズの選手としてカナダのファンの前でプレーする初めての機会となった。

渡辺は飛躍のシーズンとなった昨季、50試合に出場して1試合平均4・4得点を記録。4月には念願の本契約を結んだ。この夏には東京五輪に出場し、ダブル主将の1人として日本代表をけん引した。