レスリングの東京五輪男子フリースタイル65キロ級金メダリストの乙黒拓斗(22=自衛隊)が、12月の全日本選手権の欠場を明かした。

11日、所属の自衛隊による母校の山梨学院大への表敬訪問に参加。兄でフリースタイル74キロ級代表だった兄圭祐(24)、柔道の女子78キロ級金メダルの浜田尚里(31)と列席し、「イベントで忙しく、練習ができていない。そろそろ2連覇を目指して再開したい。(次戦は)未定です」と述べた。年末の全日本選手権は出場しない。

10日までノルウェー・オスロで世界選手権が開かれていたが、「チェックはしましたが、(65キロ級は)トップ5が出場していなかった」。他国のライバルも五輪後の休養に入っているようだ。「まずは五輪の反省から始めたい」と24年パリ大会へと動きだす。