日体大が14年度以来7大会ぶりに学生王者となった。

準決勝で2連覇中だった日大と対戦。先鋒、二陣と2連敗から3連勝で勝ち上がり、決勝は近大を3-2で下した。斎藤一雄監督(53)は「強い選手がいるから勝てるわけではなく、監督の能力の差だと思っていた」と涙した。

斎藤監督は「今日のミラクルボーイは今関です」と副将の今関俊介(4年)を殊勲者にあげた。左手首の靱帯(じんたい)損傷に左膝裏の腱(けん)も痛め、稽古もできない状況が続いた。本人も「予選は出られても、決勝トーナメントは外されるだろう」と覚悟していたが、抜てきに応えて1回戦、準決勝とミラクルな勝利を運んだ。

「プレッシャーかけてもらう方が好きなんで。やってやると燃えました」。卒業後は大相撲を目指す。付け出し資格を得られる個人タイトルはないが、全日本相撲選手権(12月5日、東京・両国国技館)でラストチャンスに挑む。