ビックカメラ高崎がトヨタ自動車を3-0で破り、3連覇を達成した。6回に相手先発のモニカ・アボットを捉え、連打を浴びせ3得点。守っては先発の浜村ゆかりに続き、5回から登板した上野由岐子投手(39=ビックカメラ高崎)が好投。継投策で無失点に抑えた。
試合後には上野が自らの言葉で、来季もプレーすることを表明。来春から始まる新リーグ「JDリーグ」開幕を心待ちにしていた。
渾身(こんしん)のストレートで見逃し三振に切ると、マウンド上に仲間たちが駆け寄った。上野は「3連覇は大きな壁と思っていましたが、(達成したことで)自分自身でも大きな山を越えられた」。
リーグ開幕から東京五輪に至るまで「良くも悪くも濃い1年でした」。例年以上に疲労感がたまった一方で、うれしさもあった。「浜村や後藤のように若い世代のピッチャーが出てきて、バトンタッチできる兆しがある」。次代を担う選手たちの成長を実感した。
それでも、ベテランは来季の挑戦を決断。52年の歴史を持つ日本リーグは幕を閉じ、来春から新リーグが始まる。様相が一変しても、自身のやることは変わらない。「年相応のピッチングをしたい」と既に次のステージを見据えている。
◆上野由岐子(うえの・ゆきこ) 1982年(昭57)7月22日、福岡市生まれ。小3でソフトボールを始める。柏原中、九州女高(現福岡大若葉高)を経て01年にルネサス高崎(現ビックカメラ高崎)に入社。04年アテネ五輪では完全試合を達成するなど銅メダル。08年北京五輪では金メダルを獲得。今夏の東京五輪でもエースを担い、2大会連続の頂点に導いた。174センチ、72キロ。


