フリーと合計の世界最高点を持つ驚異の15歳カミラ・ワリエワ(ロシア)が、SPでも世界歴代最高得点をマークした。87・42点を記録して首位発進。19年GPファイナルでアリョーナ・コストルナヤが記録した歴代1位の85・45点を1・97ポイント更新した。
ワリエワの経歴は以下の通り。
【カミラ・ワリエワ】
◆生まれ 2006年4月26日、ロシア・カザン
◆スケート歴 09年に始める。現在はモスクワを拠点とし、名コーチであるエテリ・トゥトベリゼ氏に師事。ジュニア1年目の19-20年シーズンはジュニアグランプリ(GP)ファイナル、世界ジュニア選手権の世代2冠。
◆自己ベスト SP=87・42点(世界1位、21年GPロシア杯)
フリー=180・89点(世界1位=21年GPスケートカナダ)
合計=265・08点(世界1位=21年GPスケートカナダ)
◆趣味 ダンス、お絵描き
◆今季プログラム SP=イン・メモリアム
フリー=ボレロ
◆エテリ組 世界的指導者エテリ・トゥトベリゼ・コーチの下では、これまでにも多くの名選手が活躍してきた。スケート年齢(6月30日時点での満年齢)に当てはめると以下の通り。
◇2学年上 アンナ・シェルバコワ(17=21年世界選手権優勝)、アレクサンドラ・トルソワ(17=21年世界選手権3位)、アリョーナ・コストルナヤ(18=19年GPファイナル優勝)
◇4学年上 アリーナ・ザギトワ(19=18年平昌五輪金メダル)
◇6学年上 エフゲニア・メドベージェワ(22=18年平昌五輪銀メダル)
◇8学年上 ユリア・リプニツカヤ(23=14年ソチ五輪団体戦金メダル)