東地区のレバンガ北海道は大阪エヴェッサに77-70で勝利し、今季初の3連勝を飾った。ブルックスが今季最多の29得点に10リバウンドのダブルダブルを記録。ホーム5連勝に貢献し「ロングがファウルトラブルで苦しむ中、みんなで勝ち切れて、チームの成長を感じた」と手応えを口にした。

5日の横浜BC戦はチームが2連勝も、手放しでは喜べなかった。ロングと橋本がチームトップの21得点を挙げる中、自身は11得点止まり。試合終了後にボールを投げた行為に対しては、リーグからけん責処分を受けた。「前回、あまり調子が良くなかった自分に、みんながボールを預けてくれた。その期待に応えたいという思いだった。もちろん、最後にボールが来たら丁寧に返そうとも心掛けたよ」と苦笑いした。

8勝9敗とし、12日の大阪戦で白星を挙げれば、今季初めて勝率5割に到達する。「明日はもっとタフな試合になる。しっかり試合を見返して、明日は何ができるかしっかり考えたい」。風貌はワイルドだが、クラブの職員は「とても礼儀正しくて紳士」と言う。公私ともに優等生助っ人が、連日の爆発でチームを上位に押し上げる。【永野高輔】

橋本竜馬勝ち越しゴール

5日の横浜BC戦でチーム最多21得点を挙げた橋本主将が、勝負どころで貴重なシュートを決めた。70-70に追いつかれた第4クオーター(Q)残り1分43秒、中央から相手DFをかいくぐり勝ち越しゴール。残り39秒では中央から積極的にシュートを狙い、リバウンドを拾ったロングがファウルを受け、追加点につながった。16日に1歳の誕生日を迎える長男が見守る中で活躍し「明日も見に来るので、いい姿を見せ続けたい」と笑顔で話した。