2大会連続五輪を狙う神長汐音(22=全日空商事)が1位となり、残り1枠の22年北京五輪代表へアピールした。

3位だった1500メートルと合わせて、総合順位でも暫定トップ。19日には1000メートル、3000メートルを控えており、初の総合優勝へ「今日の結果にホッとせず、明日の1000メートルも大事になる」と気を引き締めた。

代表3枠の女子は18年平昌五輪で競演した、菊池純礼(富士急)と菊池悠希(ANA)の姉妹がすでに内定。残り1枠争いは神長らW杯代表組が優位に立つが、場合によっては9月の全日本距離別選手権と今大会のポイントでの上位選手も対象に、総合的な検討で選考される。今大会の総合順位で暫定2位につける平井亜実(トヨタ自動車)ら、W杯でともに戦ったメンバーもライバルとなる。4年前に長野・小海高3年だった神長は「五輪ではMIX(混合リレー)も個人戦もある。(1枠争いを)通過したい」と激戦を勝ち抜く。【松本航】