新潟アルビレックスBBは広島ドラゴンフライズに63-82で敗れ、連敗は18に伸びた。34-39で迎えた第3クオーター(Q)に連続13失点などで突き放された。第4QはSFロスコ・アレン(28)が開始からフリースローを6本連続で成功させるなど意地を見せたものの及ばなかった。

アレンが追い上げムードを作りかけた。41-68と27点差で始まった第4Q。開始からリング下に攻め込んでファウルをもらい、フリースローを6連続で成功。「相手のプレッシャーを突き破ろうと思った」。その後、2得点とフリースロー1本を追加。このQ、新潟が11連続得点した中で9点を決めた。前節島根戦(15日)で鼻を骨折し、広島2連戦はフェースガードを装着し出場。「痛みはあるが体を守るようなプレーはしないと意識していた」と気迫があった。

それでも黒星の連鎖は止まらない。新潟は第3Q、わずか7得点で、失点は29点。39-48から13点を連続で奪われた。平岡富士貴監督(47)は「ハーフタイムで情報を与えるのだが…」。負傷中のアレンの奮闘も白星にはつながらなかった。