全日本選手権の最終日、日本女子代表の渡辺武弘監督が取材に応じた。東京オリンピック(五輪)混合ダブルスで金メダルを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)が今後、同種目に出場しないと明言したことについて「本人と直接話していないが、監督としては(今後も)出てほしい」と述べた。

伊藤は水谷隼と組んで東京五輪の同種目で中国ペアを破り、金メダルを獲得。しかし、3連覇中だった全日本の同種目に今大会は出場しなかった。

伊藤は27日の会見で同種目の「卒業」を宣言。理由について「私はミックス(混合ダブルス)で最高目標を達成した。やるからには五輪で金メダルを目指したい、中国人選手に勝ちたい。それは私の中で水谷選手だった。水谷選手とでなかったら中国人選手に勝って優勝できなかった。他の選手には申し訳ないが、自信を持って言える」と語っていた。