年に1度の「バスケの街」能代開催を連勝で締めくくった。B1秋田ノーザンハピネッツが、B1新潟アルビレックスBBに71-67で競り勝ち、連勝を「3」に伸ばした。

連勝したが内容には不満が残った。前半を40-30と10点リードで終えたが、30失点のうち、ターンオーバーからの失点が「17」もありミスが目立った。中山拓哉主将(27)は「自分たちがやりたいゲームが全然できていない。試合に勝っていることは良いことですが、あらためてチームとして引き締めないといけない」と反省。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=39)は「能代開催を連勝で終われたことが非常に良かったです。良いところはそれだけです」と辛辣(しんらつ)だった。

反省が多い試合となったが、負けられない戦いを勝ち切ったことは大きい。チームは現在22勝12敗で東地区5位。上位との差はほとんどない。中山は「1試合1試合が大切になってくる中で勝てていることはチームにとって良いこと」と振り返った。

今後は9日横浜、16日A東京のアウェー2連戦、19、20日はホームで川崎戦が控える。川崎戦は、80日ぶりの本拠地、CNAアリーナ☆あきた開催。何としてもアウェーで連勝を伸ばしてホームに帰ってきたい。中山は「より自分たちにフォーカスして40分間やらなければいけないことをやっていきたいです」。気を引き締め直し、後半戦を戦い抜く。【濱本神威】