昨年の陸上日本選手権で男子100、200メートルともに2位と躍進したデーデー・ブルーノ(22=東海大)と、競泳女子の200、400メートル個人メドレーで東京オリンピック(五輪)金メダル2個の大橋悠依(26=イトマン東進)が16日、セイコーホールディングスとの契約を締結し、オンライン会見に出席した。

4月1日付でブルーノが所属契約、大橋がサポート契約を結んだ。大橋は日本水連から肖像権の除外認定を受け、日本女子初のプロスイマーに転向している。

特製の名刺を贈られたブルーノは「4月から新社会人になります。名刺を持つこと自体初めて。自分の記録(100メートル10秒19、200メートル20秒63)が書いてあるんですが、たくさん更新して、どんどん新しくしていきたい」と抱負を語った。

セイコーのイメージについては、ブルーノが「まだ自分が陸上競技をやっていなかった時のことなんですが、ボルトさんの世界最高記録を掲示していた思い出があります。求めていくタイムに寄り添っていただける環境だと思ったのでセイコーさんを選びました」。大橋が「自分も競泳を始めた後、認識まではしていなかったんですが、セイコーさんのタイム掲示で育ってきました。スポーツを支えてくださっていて、格好いいなと思っていました。東京五輪で金メダルを取ってからガラッと環境が変わることもあったんですが、1人では競技はできません。支えてくれる人を頼りながら頑張っていきたい」と印象と展望を口にした。

新生「TEAM SEIKO」発足発表会には、既に同社と契約しているの陸上山県亮太、競泳佐藤翔馬も出席し、銀座和光のコーディネートによるブレザー姿を披露した。