ベルテックス静岡が、チーム新記録の13連勝を達成した。横浜エクセレンスに92-71で快勝。昨年4~5月の12連勝を上回った。選手たちは試合後、ホームのファンと喜びを分かち合った。

チーム2位タイの20得点を挙げたPFムッサ・ダマ主将(25)は来場者に向けて、「前半は厳しかったけど、後半は勢いを持って戦えた」と胸を張った。

11位に沈む相手に、前半は苦戦。第2クオーター(Q)では最大6点のリードを許した。ハーフタイムでファクンド・ミュラー監督(48)は「まずはいい守備をしよう」と選手らにハッパ。第3Qは13失点、第4Qも15失点に抑え、反省を生かした。指揮官は「後半は相手にシュートを打たせなかった。選手たちがいい仕事をしてくれた」と満足げ。PG大石慎之介(34=沼津市出身)も「後半は守備の強度を上げた。1人1人がアグレッシブになれた」と振り返った。

レギュラーシーズン残り5試合で3位から2位に浮上し、昨季2位のトライフープ岡山とのB2昇格決定戦に出場することが、最大の目標だ。大石は「連勝で選手全員が浮かれることなく、目の前の試合に集中していきたい」と力を込めた。2位千葉との直接対決を含め、18連勝まで突っ走る決意だ。【倉橋徹也】