19年世界ジュニア王者の岡慎之助(18=徳洲会)がまさかのアクシデントに見舞われた。

所属の米田功監督が「日本の宝」と呼ぶ逸材が、4種目目の跳馬の着地で、体がつぶれた。会場からどよめきが起きる中、そのままうずくまり立ち上がれない。数人のスタッフに持ち上げられ、会場脇に移動。ようやく立ち上がり、5種目目の平行棒に移った。しかし、平行棒で、ついに足がもたず。やはり着地でつぶれ、動けなくなった。

右足のひざを痛めたようだが、所属の徳洲会のSNSに「けがの状態は分かりませんが、来年のオリンピック選考会までに必ず復帰し、絶対にオリンピックの代表になることが最大の目標です」と、メッセージをあげた。長期離脱が予想される。

岡は予選を3位で通過し、この日の1種目目の床運動を終わって2位に浮上。そのまま、五輪王者の橋本を追いかける形で、前半3種目を終えて2位につけていた。岡は、5種目を終わって途中棄権した。