東京オリンピック(五輪)代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が、予選最終5組で4レーンから1着、全体1位となる54秒82のタイムで決勝に進出した。スタートタイミングは同じ組の8人中最も遅かったが、前半50メートルを先頭で折り返し、後半に突き放した。

決勝は午後6時6分ごろの予定。派遣標準記録は53秒96に設定されている。池江は前年の大会では53秒98で制した。

前日の200メートル自由形には「強化の一環」として出場して3位。レース後に「今日の2フリ(200メートル自由形)をしっかり泳げたから、明日は半分の100が自分の中では楽しみ」「1フリ(100メートル自由形)は自分の本命種目でもあるので、しっかり頑張りたい」と意気込んでいた。

池江は3月の国際大会日本代表選手選考会で、派遣標準記録に届かず代表入りを逃した。アジア大会(9月、中国・杭州)の追加選考会として行われる今大会には自由形とバタフライの計5種目にエントリー。初日28日の50メートルバタフライで派遣標準タイムをクリアして優勝し、代表入りの基準を満たした。