バスケットボール男子Bリーグの年間表彰式「Bリーグアワードショー」が3日、オンラインで行われ、レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)に藤井祐真(30=川崎ブレイブサンダース)が初選出された。

藤井は天皇杯でもMVPに選ばれおり、年間2度目のMVP受賞となった。

地元川崎のオススメスポットとして「川崎競馬場」を挙げるなど、大の競馬好きとしても知られる藤井。自身の武器という「野生の勘」も生かしつつ、競馬データベースの「JRA-VAN」を駆使して予想を組み立てる。

先月行われた日本ダービーは、的中しながらも収支がマイナスとなる「トリガミ」だったそうで、「来年のダービーはどかんと当てたい」。

今年はプレーオフのチャンピオンシップ決勝第2日がちょうどダービーデーだった。「(来年は)ダービーを当てて、ファイナルも優勝して、最高の形でバスケットとダービーの両方を取りたい」。大一番に強い勝負師は力強く宣言した。

◆藤井祐真(ふじい・ゆうま) 1991年12月23日生まれ、島根県出身。静岡・藤枝明誠高時代にはウインターカップで大会最多記録となる1試合79得点をマーク。拓大を経て、14年に当時NBLの東芝神奈川(現B1川崎)に加入。昨秋のW杯予選では日本代表に選出された。身長178センチ、体重75キロ。憧れの選手はサッカーのリオネル・メッシ。座右の銘は「運否(うんぷ)天賦」。好きな食べ物は居酒屋系のおつまみ。