東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は21日、最終となる第50回理事会を都庁で開き、今月末30日付の組織委解散を承認した。
14年1月24日に発足し、新型コロナウイルス感染拡大による史上初の大会延期を経験した約8年半。橋本聖子会長は「多くの厳しい意見もちょうだいしたが、安心安全な開催に向けて努力したことが大会後の世論調査の8割好評価につながった。誰も経験したことのない大会を乗り越えた『人』がレガシー(遺産)」と選手やボランティアに感謝した。
ほぼ無観客となり、国民が観戦できなかったことの本音を問われると「全てが終わった直後の会見でも申し上げたが、我々は独自の医療チームを組んで医学的にも科学的にも研究を重ねて、知見を結集した。最後に尽力をいただいた関係者から、コロナ対策として、全ての会場が最も安全な場所だったと評価された。それでも無観客としなければならなかった。本当に残念だが、理解いただいたチケットホルダーに感謝をしたい。悔いはあるが、競技場が安全なので大丈夫、では今がないと思っている。これから、今後どのような場面であっても、決断を下さなければいけないことは出てくる。コロナ禍だけでなく決断をしていく上で、何が基準になるのか。今回の決断を生かしていただければ」とも願いを込めた。


