日本フェンシング協会は4日、男女エペ日本代表の沖縄合宿（6月18～25日）がレジャー中心だったと伝えられたことに対する「週刊誌報道に関するお詫（わ）びとご報告」の第2報を公式ホームページに掲載した。

2日の理事会後にタレントの武井壮会長（49）が囲み取材に応じ、質疑応答で回答した事実関係をあらためて文書にした。

その後、武井会長が自身のツイッターで要点をまとめた。

「フェンシング協会では、合宿の内容を指摘された後、即日調査を開始致しました　選手全員、コーチ全員へのヒアリング、施設への利用状況の確認、トレーニング内容の確認を行い、合宿の実施内容自体に関しては不適切な内容ではないと確認　助成金の申請をできるレベルの内容はこなしていると判断しましたが」

「＜1＞コーチ、選手の家族が4人同伴しており、交通費食事など、全て自費での帯同でしたが、合宿用に予約したホテルの部屋に家族が同室してしまっていたことが発覚　＜2＞また、男子選手と女性スタッフが同室した時間があることを確認、代表活動中として不適切だと判断し、厳重注意をしました」

「＜3＞合宿の自由時間に行われたレクリエーションに関しては全て選手の自己負担で、公的な資金は一切使用されておりませんし　合宿中の選手のプライベートな時間の活動に関しては、協会、助成金などを予定、使用した事実はございません」

「＜1＞、＜2＞は皆様の誤解を生む行為であると認識し、合宿の助成金申請に相応しくないと判断、今回は申請を見送りました　その事を一昨日の理事会でも確認、そして囲みインタビューでご報告、謝罪いたしました　本日お詫びとご報告をHPに掲載致しました　経緯はこの通りです　ご覧下さい」

（原文まま）

こうツイートを重ね、日本協会のホームページに掲出した詳細な報告書へ誘導した。

続けて「また、当協会の合宿で私の理事就任前一年にも遡（さかのぼ）り、同様の不適切な内容が無かったかの調査を更に進めております」と、さらなる調査を約束。「今後も皆様のご理解を賜れますよう、透明性の高い運用システムを構築して参ります　多くの不明確な内容を把握するため調査に時間がかかり、皆様に不信感を与えてしまい申し訳ございません」と、あらためて不適切な部分に関しては謝った。

「ただ単に謝罪した方が良かった」など指摘するコメントには「週刊誌からの報告だけで詳細を調べずに謝罪する訳にはいかないのです、悪しからず」との説明を返信した。【木下淳】