米バスケットボールNBAと選手会は11日、往年の名選手で先月31日に逝去したビル・ラッセル氏の背番号6を全30チームで永久欠番にすると発表した。全球団共通での永久欠番はNBA史上初めて。現在背番号6の選手はそのままつけられる。

現役時代にセルティックスで活躍したラッセル氏は8連覇を含む11度の優勝を手にし、最優秀選手(MVP)を5度受賞。黒人として米主要スポーツで初めて監督を務め、黒人の地位向上を目指す公民権運動にも関わった。

リーグ全体での永久欠番には、米大リーグでジャッキー・ロビンソン氏がつけた背番号42、アイスホッケーのNHLでウェイン・グレツキー氏がつけた背番号99といった例がある。